大腸内視鏡検査の検査間隔について
大腸内視鏡検査について、どのくらいの感覚で、どういうタイミングで受ければいいの?と皆さん思われると思います。
何よりもまず、40歳前後になったら初回を受けることが大事です。
それは40歳以降で大腸がんが増えてくるというデータと、大腸がんは男女問わず罹患率・死亡率常にベスト3に入っていて非常に多くの人が無自覚にかかり、命を脅かすものだからです。
↑グラフから40歳以上で徐々に増加!
胃がんより多く、胃がんはピロリ菌が減ってくるに伴って今後減ってくるでしょうし、外科の先生と話していても体感的に明らかに減ってきています。しかし大腸がんはほんとによく見つかります。
ですので重要性は、個人的に大腸カメラ>>胃カメラと思います。
- ・具体的な検査間隔について
検査間隔に関しては大腸内視鏡スクリーニングとサーベイランスガイドラインというものが発行されています。
僕も改めて読んだのですが、これによるとポリープの数に応じて推奨期間が分けられています。
・ポリープがほぼない人→3-5年ごと
・ポリープが10個もなかった人→3年ごと
・ポリープが10個以上だったり、がん(早期も含む)があった人→1年後
検査が100%パーフェクトであれば、まぁそんなもんかなぁと思うのですが、問題は大腸内視鏡はとにかく死角が多いことです。
ですので病変の見落としというのはかなり丁寧に観察してもおこりえます。AIによる検出もまだまだといったところかと思います。
深いがんでも非常に平べったいものだったり場所が悪いと見落とします。
それで3-5年後となると大変危険です。
何も見つからなかった=何もないと言い切れないのが大腸内視鏡検査だったりします。
ですので個人的にはそういった難しいところの病変も時間がたつと大きくなって見やすくなって発見につながりますので、どんな方も1-2年ごとの定期検査をお勧めさせていただいています。
当院は完全に眠った状態の検査、胃カメラと大腸カメラの同日検査を行っていますため、1-2年ごと1日だけ予定を開けていただき、みなさまの胃がん・大腸がん早期発見に貢献できたらと思っています。
自分が以前受けたときのように全く受けた実感がなく、これなら毎年やれると思っていただけるように尽力いたします。
↓当院の内視鏡について
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