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新宿で下剤を飲まない大腸内視鏡検査

クリニック情報

下剤を飲まない大腸カメラについて

 

当院の下剤はサルプレップを採用していることから、内服量は500ml+お水1000mlで済むため、基本的には自然な形の下剤の内服を推奨していますが、どうしても味が苦手で飲めないといった方のために、一つの案として下剤注入法を選択可能です。

胃カメラで直接十二指腸に下剤を注入して、下剤を飲まずに済む方法になります。
どうしても下剤を飲むことが難しいといった方は、ご相談ください。
※注入するのは下剤の500mlだけなので、覚醒後はお水を飲んでいただきます。
※70歳以上の方は行えません。
※症状がない場合は、胃カメラの費用は自費になります。

下剤を飲まない大腸カメラの流れ

1事前診察(検査当日で大丈夫です)



下剤注入法をご希望の方は、胃カメラと大腸カメラが必要で検査枠の調節が必要なことから、必ず事前にご連絡ください。
※日曜日は対応していません。

診察自体は検査の当日にお越しいただければ大丈夫です。
胃カメラ→約2時間後に大腸カメラの流れになります。
検査当日は絶食で水分のみでお越しください。

※基本的には70歳以下の方を対象としています。

2下剤注入~大腸カメラまで

まずは胃カメラからになります。下剤注入の分、通常より時間がかかるため、必ず鎮静剤を使用して検査を行います。
鎮静剤をご希望でない場合は下剤注入法を行えませんためご了承ください。
下剤注入の前に一通り食道から十二指腸の観察も行います。

注入後は約15分で鎮静剤から覚醒しますため、覚醒後は院内で待機または外出いただいても結構ですが、追加で水分のみ1Lほど飲んでいただき、便を出していただきます。

約1.5~2時間で排便が完了しますため、大腸カメラを施行します。

注意点・合併症

下剤注入法は本来ゆっくり飲む下剤を胃カメラで早めに入れる方法になりますため、特有の合併症が生じる可能性があります。偶発症の処置は保険診療となり、費用のご負担が生じる場合がありますので、ご了承ください。

1.誤嚥性肺炎・嘔吐

十二指腸に直接注入して流れることを確認しながら注入しますが、逆流による嘔吐や誤嚥性肺炎のリスクはあります。
しかし、当院の下剤は500mlで注入量も少ないため、量が少ない分比較的安全に施行可能とは考えています。

2.前処置(下剤内服)による腸管穿孔や腸閉塞

腸管を閉塞させてしまっているような大腸腫瘍があるときなどに下剤で無理に便を出そうとすることで腸閉塞を起こしたり、消化管穿孔を起こすことがありえます。排便の状況を事前に確認して、リスクが高い方は入院施設に紹介したり、事前に画像検査を行ったうえで検査を勧めたりはしますが完全に予測は難しいことがあります。下剤内服後3時間以上たっても排便がなかったり、腹痛・嘔吐・気分不良などの症状がある際はご連絡ください。急を要する際は入院施設に緊急でご紹介させていただきます。

これらの偶発症について、慎重な対応を行いますが、稀ながらも起こりうるリスクとしてご理解いただければ幸いです。

当院のアクセス

↓当院の内視鏡について

https://www.rin-cli.jp/endoscopy/

↓ご予約はこちら

https://patient.digikar-smart.jp/institutions/96395d0c-0afa-477b-9912-e4853afd9871/reserve