胃腸内科の診療
当院の専門は消化器内科になり、消化管・肝臓・胆嚢膵臓の全領域を専門として診療をしています。特に院長の専門は胃腸(消化管)であり、内視鏡検査・治療を専門としています。
実際に皆様が症状として現れるのは基本的に消化管の不調であり、それに伴う食道由来の胸痛・胸焼け、胃が由来の胃痛・胃もたれ・胃の膨満感、腸が由来の腹痛・腹部膨満・便秘・下痢・血便などの診療を消化管内科の診療と位置付けており、検査→投薬の流れ、定期診察の流れが必要になるケースがあり、そういった診療を行っています。
検査によって病気があるケースから、病気がないけど胃酸過多や胃腸の蠕動不良といった機能的側面からの問題により症状が出やすい機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群といった方も症状が強ければ投薬による治療の対象と考えます。
しばらく当院で診療をした印象として、専門外の医院からの処方ではなんとなくで処方されるケースや、検査をせずに胃潰瘍と診断されてしまうケースが散見されます。
例えば、胃潰瘍の原因はほとんどがピロリ菌・NSAIDS(ロキソニン・ボルタレン)で、たまにストレスがあるくらいです。若い世代はほとんどの方がピロリ未感染です。そのデータにもかかわらず若い方が胃が痛いというだけで胃潰瘍と検査もせずに診断されて投薬されたりなどされています。現実的にはほとんどの方が機能性ディスペプシアや一過性の急性胃炎です。
当院では理論的な検査・診断の流れを提案し、機能性の疾患でもガイドラインが発行されているため、標準医療というもの、症状にあった投薬を診療によりしっかり正しく提案させていただきたいと思います。
例えば胃酸過多による胃の痛みを考えるなら胃酸を抑える薬を処方されたり、蠕動不良による膨満感が由来なら蠕動促進の薬を処方したりなど。下痢もしていないのに整腸剤や長時間の効果が期待できないブスコパンが処方されたりなどが散見されています。
胃腸の不調でお困りの方は理論的に説明することを目指していますため、ご相談ください。
具体的な症状
- 胸焼け
- 胃痛・腹痛
- 下痢・便秘
- 吐き気・嘔吐
- 背部痛
- 腰痛
- 全身のだるさ
- 体重減少
- 食欲不振など
当院で対応している胃腸内科疾患
急性胃腸炎
胃腸炎自体は消化器内科の病気ですが、非常によくある病気で一般内科でもよくみる病気です。胃腸炎による症状としては発熱、胃痛、腹痛、嘔吐、下痢ですが基本的には直接診断する方法はなく、他の病気を除外した上で症状の経過から診断します。
胃腸炎のほとんどはウイルスや細菌によって引き起こされる感染性腸炎で数日から1週間程度で自然に軽快することが多く、治療の中心は症状をお薬で和らげることとしっかりした水分補給になります。また下痢を出すこと自体もウイルスや細菌を外に出すことで治療につながります。水分補給がとにかく一番大事ですが症状が強い際はご相談下さい。
腹痛診療
腹痛の原因は多岐にわたります。消化器系が原因のこともあれば上腹部痛ですと心臓や肺が原因になりえることもあります。
当院は内視鏡検査、腹部エコー、画像センターとのCT連携、血液検査・心電図を備えています。
適切に問診、診察を行い、必要な検査を提案させていただき、対応させていただきます。
機能性ディスペプシア・過敏性腸症候群
機能性ディスペプシアと過敏性腸症候群は合併している方が多いです。
特徴的としては、胃・大腸カメラにて異常がないにもかかわらず、慢性的に持続する胃痛・嘔吐、腹痛・下痢などの症状で悩まされることです。
消化器内科としては外来で一番頻度が多くみる症候群です。
原因としては、胃酸の影響や胃・腸の動きに伴うもの、知覚過敏などが考えられ、はっきりとこれとはいいがたい部分がありますが、症状に合わせて投薬にて患者様に合う薬を相談していくことになります。
薬としては胃酸を抑える薬や、腸の動きに関する薬や、下痢に対処する薬や漢方など様々で、ケースバイケースで対応させていただきます。
診療の流れ
1予約・来院
当院は完全予約制となっています。
当院は「デジスマ診療」を用いた事前予約を行っています。予約システムを用いることで事前問診も行うことができスムーズに診療を受けることが可能ですため是非ご活用ください。アプリをダウンロードいただき登録することでスムーズな診療が可能となります。
※詳しくは初診の方へのページをご確認ください。
2診療・検査
受付が完了しましたら、受付番号をお渡しします。診察の順番が回ってきましたら、モニターに番号が表示されると同時にアナウンスが流れます、呼ばれましたら診察室にお入りください。状況によっては直接スタッフが番号をお呼びしてご案内することもあります。
症状を問診させていただき、それに応じて適切な検査・診療をご提案させていただきます。
3治療
処方に関しては安定している方であれば当院は長期処方・リフィル処方箋を導入しており、患者様の来院回数を減らすことができますため是非ご活用ください。また通常のお薬の治療ではコントロールが不良な場合、専門的な治療が必要な場合は専門施設にご紹介させていただきます。
受診しやすい胃腸内科診療を目指して
当院は東新宿駅から徒歩3分、新宿3丁目駅から徒歩5分という利便性の高い立地にあります。胃腸の不調でお悩みの方に、苦しくない完全に眠れる胃カメラ・大腸カメラを行い、検査に対する懸念をとりたいと考えています。また大腸カメラの事前診察のオンライン化・院内のみによる当日検査などを活かし、便利にご活用いただけることを目標としています。
お気軽にご相談ください。