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胃・十二指腸潰瘍

胃・十二指腸潰瘍とは

胃潰瘍 胃と十二指腸に深い潰瘍を形成する病態です。
ピロリ菌感染とロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服が2大原因となります。

 

胃・十二指腸潰瘍の症状

胃カメラの検査の際に偶然見つかることもありますが、主に胃痛など上腹部の痛みの症状を引き起こします。潰瘍から出血することで場合により吐血・黒色便を呈することもあります。深い潰瘍ですとかなり痛みが強いケースもありますし、のたうち回るような激しい痛みや、おなかが板の様に硬くなっているケースでは潰瘍に穴が開いていて緊急で手術が必要となるケースもあり危険です。

 

胃・十二指腸潰瘍の検査

腹部の痛みでは一般的にまず超音波やCTを検討することが多いですが、CTや超音波の検査では胃・十二指腸潰瘍はよほど大きいものでないと指摘できないことが多いため、上腹部痛があるときは胃カメラの検査も推奨されます。

貧血や黒色便の際に検査して症状なく見つかったり、健診などで偶然見つかるケースもあります。

当院の胃カメラ検査の特徴は、①スムーズな予約から検査の体制、②徹底した鎮静剤の調節による苦痛の除去、③AI技術による最新の検査設備の3点を考えています。
胃カメラに関しまして事前診察なしでWEB予約も可能で検査しやすい状況を整えています。

また、胃・十二指腸潰瘍は胃がんやリンパ腫などの悪性疾患のこともあり、組織検査を推奨します。初回の組織検査で診断がつかないこともあり、治療開始後の内視鏡での経過観察が重要で、悪性疾患の際は改善に乏しかったりする例を経験しますため、その際は再度組織検査を施行します。

当院の胃カメラ検査

 

胃・十二指腸潰瘍の治療

治療としてはプロトンポンプ阻害薬(PPI)の内服を6-8週間程度行います。NSAIDsを内服されている方は原則中止する必要があります。ピロリ菌感染に起因する際は再発予防にピロリ菌の除菌を推奨します。

ピロリ菌について